朝ドラの「マッサン」の甥っ子悟が体験した「シベリア抑留」を知っていますか?
Rおばさんへの手紙
今日のNHKのマッサン見ましたか?
マッサンの甥っ子の悟が体験した「シベリア抑留」を知っていますか?おばさんは、70代だから、私よりもっといろいろなことを見聞きしているのではないかと思います。話せるといいなあ。
私は、記憶が断片的で曖昧で、「シベリア抑留」は、ナチスの収容所体験、長崎、広島の原爆体験と同じぐらい悲惨で残酷なものだったという記憶しかありません。悟が「地獄をみた」ということは真実でしょう。
シベリア抑留について、ネット上だけれど、調べてみました。調べてみてわかったのは、史実がはっきりしていないということです。あまりに悲惨な事実があるらしく、当時の政府はきちんと調査を行わなかったらしいですね。
だから、正確なことはわからなかったのですが、
終戦直前に満州の日本軍を中心に約65万人の人々がソ連の捕虜となり、シベリアに強制労働のために送られました。人々は、鉄道や道路の建設、炭鉱での重労働をさせられました。マイナス何十度ものの極寒の中、人々は、食事も衣服もきちんともらえず、また、徹底した思想教育が行われ、みんな帰国を果たすため、スターリンへの忠誠を競い合い、私の昔の記憶では、日本人同士の中に密告制度もしかれて、反対意見を少しでも述べようなら、「反動分子」とされ、残酷な懲罰があったように思います。
こんな状況では、飢え死にする人、伝染病で死ぬ人も多く、日本側の調査によると死者は5万3千人、アメリカの研究「検証―シベリア抑留」では、確認済みの死者は25万4千人、行方不明・推定志望者は9万3千名で、事実上34万人の日本人が死亡していると言うことです。捕まった人が60万というのが本当なら、半数以上のひとが亡くなっているということになります。捕まった人がもっといたんでしょうか?
正確なことを知ろうとしてもなかなか、よくわからない。ウイリアム・ニン著「検証―シベリア抑留」を読んだり、シベリア抑留に関する本を読むと少しはわかるのでしょうか?
(ただ、こういう本は、精神的に具合の悪い方、PTSDの方は、無理して読まれない方がいいですよ。)
やっぱり、戦争は怖く、恐ろしいものですね。調べながら、私自身もしんどくなってきました。
おばさん、もしよかったら、このブログの「もし、○○になったら」も読んでみてください。私の自然災害、戦争それに伴う精神疾患に対する考え方がほんの少し書いてあります。
おばさん、今度お会いしたら、また、青少年をとりまく問題、社会問題について語り合いましょう!また、おばさんの感じた戦争の話も聞かせてください。
KOROKO
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