いじめやハラスメントを受けた被害者に決して言ってはならない言葉
いじめやハラスメント被害にあった子供も大人も、自分の価値を見失い、ちょっとした言葉でも傷つきやすくなっています。疑いをもった言葉を投げかけたり、事実を正すような言葉は“二次被害”になります。被害者がやっとの思いの打ち明けたにも関わらず、残念ながら、加害者以上に被害者を傷つけることがよく見られます。
いじめやハラスメントを受けた人に絶対言ってはならない言葉。
「どうして、言わなかったの。」
「あなたにも何か悪いところが、あったのではないの?」
「もっと強くなりなさい」
「そんなことに負けないで」
「気にしすぎじゃない?」
これらは、被害者を責める言葉です。しかし、残念ながら、打ち明けられた家族や身近な人たちが知識がないために言ってしまいやすい言葉です。 思い切ってあなたに打ち明けたにも関わらず、自分を信じてもらえない、わかってもらえない、自分が責められている、やっぱり自分はだめな人間なのだという絶望感を与えます。崖っぷちにいる人を崖から突き落とすようなものです。自殺にも走りかねません。 そして、被害者は、周りの人に話すとより傷つくことを学び、孤立せざるをえなくなります。一人で頑張らせてはいけないのです。
皆さん、いじめやハラスメントを相談されたとき、そういう言葉を口にしてしまっていませんか? いじめやハラスメントにあった人は、それを何年もたって、あるいは十年以上もの長い時を経て言ってくれることがあります。昔のことだから、大丈夫と思われる人がいるようですが、それは素人考えです。時間がたっているから被害者の心の傷が回復しているとは限りません。逆にその沈黙の時間が長いだけ、深く心が傷ついていることがあります。丁寧に丁寧にその人の話に耳を傾ける必要が常にあります。 誰でも二次被害を与える可能性があるのです。
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