臨床心理士のうたたね日記

日々、気がついたことをできるだけ面白おかしく、時にきまじめにお伝えしていきたいと思います。

心理職の国家資格化について

昔、借金で首が回らなくなってというのは冗談であるが、頸椎が歪んで首が回らなくなって整骨院を渡り歩いたことがある。確か全部保険が適用されてよく覚えていないが、1000円だったか?1500円ぐらいですんだ記憶がある。ところによっては、本当に簡単な治療であった。 今回の「公認心理士法案」にものを言えるほど、私は熟知しているわけではないが、 「公認心理師法案」の一部である。 私設心理相談の開設は可能です 第42条により、医療的配慮の必要性に応じて主治医の指示を受けることが求められます。私設心理相談室は医療機関として健康保険による開業ができるようにはなりません。 これまで勤務してきた公的機関では、できるだけ無料の相談機関や病院にかかる必要がある人には、カウンセリングに保険のきくところを紹介してきた。みんな経済的に大変なのである。より、大変な人には自立支援制度を教える。 カウンセリングに行きたいと調べたことがある人たちにとっても一万円前後は高いといってとても行けないと常に言われる。 学校の先生方でさえも、あるカウンセリング機関ができた時に一回1万円という話がでたら、「何回で治るの?2,3回?それならいいけど」「じゃないんなら、一回5000円で月2回までだなあ」と言われた。 受ける人にとっては、臨床心理士のカウンセリング料金は高い。かといって、臨床心理士のこれまで勉強してきたこと、臨床心理士自身の生活を考えると1万円前後は、決して高くはないだろう。 薬が必要ないレベルで、苦しんでいてカウンセリングを受けたい人たちはたくさんいる。病院は抵抗があるので、まずは、カウンセリングに行きたい人もたくさんいる。病院に行きながらカウンセリングを受けたい人も多くいる。でも、お金がかかるのであきらめてきた人たちも多く見てきた。 そんなカウンセリングを利用したい人たちの声も反映した法案が成立してほしいと思う。