感じていることを大切にー映画「インサイドヘッド」より
昨年から気になっていた映画「インサイドヘッド」観てきました。
ストーリー
11才の女の子、ライリーの頭の中に存在する5つの感情たち---ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。彼らは、ライリーを幸せにするために奮闘の日々。だが、ライリーを悲しませることしかできないカナシミの役割だけは、大きな謎に包まれていた…。 そんなある日、見知らぬ街への引っ越しをきっかけに不安定になったライリーの心が、感情たちにも大事件を巻き起こす。頭の中の“司令部”からヨロコビとカナシミが放り出され、ライリーは2つの感情を失ってしまったのだ! このままでは、ライリーの心が壊れてしまう! 果たして感情たちは、ライリーの危機を救うことができるのだろうか? そして、カナシミに隠された、驚くべき<秘密>とは…?
この映画のテーマは最初のドリカムの歌で語られます。 歌詞も書きましたが、音楽をそのまま聴いてくださるほうがよくわかります。(これは、ドリカムが最初は歌っていませんが)
ライリーに親御さんならご自分の子供さんを、皆さんはきっとご自分の大切な人のことを思い浮かべられるでしょう。
インサイドヘッド 主題歌|ドリカム - 愛しのライリー|歌詞付き|DREAMS COME TRUE ...
おやすみライリー
今はこの腕の中ででこの歌は終わります。
悲しみ、怒り、楽しい、辛い、寂しさ、焦り、好き、大嫌い、強がり、意地、嬉しいも後悔もひとつひとつ大切な経験と感情であること、 それを子供にもわかりやすく伝えています。
どんな感情も大切なものであること、大切にすることによって、マイナスの感情も自分の中にあっていいと思え、あっていいと思えることによって、それらの感情が変化し、とらえ方も変化し、それらの感情に振り回されることが少なくなります。振り回されて、自分や他人を傷つけることが少なくなります。
心理療法のやり方としては、ひとつマインドフルネス認知行動療法というのがあります。 いろいろな感情をそのまま感じていくやり方。
落ち着ける場所で、リラックスして自分の体をスキャンするように感じていきます。頭のてっぺんから、足の先までゆっくり。
疲れてるな
息苦しいな
いらいらしてるな
昔のいやな思い出も出てきたり
ネガティブな考えも出てくるかもしれません
でも、すべてが「そこにそんな感じがあるなあ」と丁寧に味わっていく方法です。
重かったら重いね
わからなかったらわからないそのままでいいんだよ
自分で自分の感覚を感情をそのまままにすること、そのまま受け止めること、大切にしてあげることで、何かが変わってきます。
ときどき、頑張ってるねえと自分に声をかけてあげてください。
そして、人はマイナスの感情ほど持ってはいけないと思いがちですから、ネガティブな感情ほど大切にしてあげてください。
ちょっと小難しく言ってしまったみたいですね。
簡単に言うと、可愛い子供を抱きしめるみたいにマイナスの感情も抱きしめてあげればいいのだと思う。
自分でやれるマインドフルネス認知行動療法はこちらに書いてあります。
ただ、ひとりでワークしていると強い感情に圧倒されてしまうことがあります。
その時は中止して専門家の助けを借りましょう。