私たちはネット依存になるのだろうか?
ネットを知り尽くすグーグルのエリック・シュミットが、6年前にこんな助言をしました。
「パソコンの電源を切ってください。携帯電話の電源を切ってください。周囲の人間らしさを発見しましょう」
( You’re going to have to turn off your computer. You’re actually going to have to turn off your phone and discover all that is human around us.)」。 広告より
ネットが収益に直結するグーグルのトップが、電源を切ろう、人間らしさを発見しようと助言したのです。 今はスマホですね。
2年ぐらい前、喫茶店で若い男女がおしゃべりすることもなく、互いに自分のスマホを見ていました。人間観察好きの私はちらちらずっと見ていました。珈琲がきても二人はそんなにしゃべることはありませんでした。そして、出ていきました。ガラス越しに見えた二人が手をつないでいるのを見てやっとカップルだったのだとわかった次第です。
いまや、電車に乗るとみんなスマホを見ているし、ホームでもスマホを見ています。数えるまでもなくスマホを見ている人のほうが断然多いです。
スマホをやっているとストレートネックになるので危ないですよと言われていると思ったらもうストレートネット用の枕が発売されています。
ネット依存の中でもオンラインゲーム依存が一番危ないとされています。脳に影響を与えるとされています。
この初音ミクの歌好きです。ゲームをせざるをえない人たちの気持ちも描かれているし、危険も書かれている。
どうぞ聞いてみてください。
ゲームにはまった経験のある方はここに描かれている世界に共感できると思います。
そんな世界わからないとおっしゃる方もなるほどと思えます。
ネトゲ廃人シュプレヒコールfull [初音ミク] - YouTube
ネトゲ廃人シュプレヒコールfull [初音ミク] - YouTube
(歌詞抜粋)
ネットゲーム世界は今日も
隔離哀れ蔓延る(はびこる)
効率厨、々(こうりつちゅうちゅう)
リアルの世界は明日も 僕抜きで機能して回る
ネットゲーム世界はずっと
孤立晒し貪るレベリング
薄暗い部屋のきみは閉めきった窓なんてもう覚えてない
ドロップ重視ドロップアウト人生
文化的ライフ崩壊前提
守れ要塞プライド一切合切
う○こみてぇなスキーム
飽きても次のステージヘ「RMT・・・tt・・・RMT」
・・・・
リアルの世界は明日も 僕抜きで機能して回る
ネット依存の研究と治療をされている樋口進先生も岡田尊司先生もオンラインゲームが一番中毒性があって危険と書いておられるます。興奮してドーパーミンがたくさん出るから。ドーパミンを出しすぎた後にはうつ状態がやってくるという仕組みのようです。
長期にわたって依存が続くと、脳の神経細胞が死滅するということです。
久里浜医療センターで使われているネット依存のスクリーニングテストです。 参考までにやってみていただけたらと思います。
http://www.kurihama-med.jp/tiar/tiar_07.html
こういうコメントをいただきました。お二人とも知合いです。
「面白い内容の記事ですね。もう私はネットが無くなると、どうやって生きていけばいいのか凄く悩むことになると思います。私の人生の大部分を占めている仕事のほとんどがネットを活用しているからです。すべての作業をアナログですることになるとなると……もう…… 何を仕事にするのかしら」
「ネット依存でも遊べません」
コメント有難うございました。 確かにそうなんですよね。子どものネット依存も深刻な問題ですが、書くのは優しい。みんな子供を守りたいから。でも、大人とネットという問題になるとそれで、仕事でやらざるを得ない人たくさんいるわけですよね。
不登校やひきこもりで過ごした青年たちは、死にたくなった時、ネット上の人に助けられたり、孤独感にさいなまされたとき、ブログを書くことで、ネット上のお笑い記事を見ることによって癒されてということもたくさんあります。 顔が見えない怖さ、危険もあるけれど、そこに救いもあるところ。それに皆さん趣味としてもとても楽しい世界ですよね。
今やネットは不可欠。どうやって、ネットと付き合っていったらいいんでしょうね?
これから、どうやってネットと共存していったらいいのでしょうか?
共存共栄の道はどこにあるか?メンタルヘルスをどうやって保つか?
中国の研究結果を始めとし、ネットをやり過ぎるといろいろな害が起きることもこれから、どんどん研究発表されていくのでしょう。とても、難しい課題です。
中国では、仕事や勉強以外で6時間超えると危険と言う基準もあるようです。
ネット依存に問題を感じていたなんでなんでちゃんの記事はこちらです。みなさんのブクマコメントも参考になります。
樋口先生、岡田先生の書かれた本はこちらです。
インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで (文春新書)
- 作者: 岡田尊司
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/12/19
- メディア: 単行本
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その内容を簡単にこちらの記事にまとめました。