臨床心理士のうたたね日記

日々、気がついたことをできるだけ面白おかしく、時にきまじめにお伝えしていきたいと思います。

色彩のもつ心理的意味と洋服

この記事で紹介させていただいたアイコンを参考にさせていただいたブロガーの方は下の記事に内容を移動して編集しなおしております。 

utatanenikki.hatenablog.com

前回は色のもつ心への影響とブロガーのみなさんが用いるアイコンについて書かせていただきました。今回は洋服の色と心の関係について触れたいと思います。 

 

色によって感じ方が違うということに関しては、完全なメカニズムはまだまだ解明されていません。ただその中でも生体レベルでどういう影響を実際に及ぼしているかということは、研究者によって研究され続けていてはいます。  例えば、その原因の1つとしては、体の中の、脳の中で働くホルモンが1つの要因と言われています

色とホルモンの関係なんていうのが少しずつ解明されてきているのです。赤に関して。 それはアドレナリンというホルモンです。

アドレナリンは興奮状態にさせる性質を持って いますね。

 

どのように興奮状態になるかといえば、体温や血圧を上昇させたり、呼吸や脈拍を早くさせる。そうやって赤を見て、温度を上げて私たちは体温が上がって、温かい感覚になるとわかってきました。赤い下着は体を温めるから良いとも言われています。
 逆に青色に関して言えば、副交感神経に作用するため、体温や脈拍を下げて、呼吸も穏やかにするのです。その結果集中力をアップするなど、今解明の途中です。

 

色によって影響はあることは確かです。

 

 

今日は服の色の心理的影響についてです。

少し遊んでみることにしました。心理による服の色占い。もっともらしいでしょ。でも、心理が仕事で占いすることはありません。私は、せいぜい中学生や高校生とコミュとるための手相占いです。これまでの臨床経験と直観 で。参考文献は前回の記事と同じです。

今日の洋服で占ってみよう!

どちらかというと顔周りにくる上半身に着る洋服をイメージしてください。


10月 ○○日 (○曜日)

赤  今日のあなたはenergyに満ち溢れています。前進するenergyは目を見張るものが     
あります。ただ、赤と黒の組み合わせの方、イライラや攻撃性がたまっている可能性があります。それを周りの人に向けないように注意してください。            
   

オレンジ  今日のあなたはハッピー気分!社交的なあなたは今日もおしゃべりたくさんしてください。  ただ、おしゃべりに夢中になって背後にお局様がいるかもしれないから気をつけて。

   
黄色   今日は気持ちが明るいですね。よかった。いつも前向きに希望をもって歩くあなたは素敵! 今日は忘れ物に注意!


青    すごくしっかりお仕事に取り組みたいのですね。頭がさえますよ!理論的なあなたは周りから一目おかれています。 理性的になんでも考えてしまうところがあるので心の遊びを今日は大事にしてください。

緑    ちょっとリラックスしたい気分でしょうか?今日一日はあまり根をつめないでマイペースで仕事してください。

白    今日は完ぺきに仕事をこなしたいと思っていますね。なかなか格好いいです。 あまり自分に厳しくしないでくださいね。少し疲れたら暖かい飲み物を。息抜きしながら仕事に取り組んでください。


茶色   今日は落ち着いた気分ですか。いつも安定をねらうあなたも今日は少し冒険してみましょう。

ピンク  あなたのハートを射止めた人が現れました?胸はときめいているかもしれないけれど、 あせらないで相手ののことをよく観察しましょう。


黒   おしゃれなあなたは今日も黒ですか?少し周りを警戒して自分を守らなくてはという気持ちになっているのかも?      そんなに警戒しなくて大丈夫ですよ。

どうですか?

占いって具体的に分析する対象がいないのですね。そういうところで難しいなと思いました。占星術とか風水とか根拠となる理論があってやっているのでしょうが、これは、色のイメージを使っただけでほかには何もありません。ちょっと遊んでみました。
少しでもかすっていたら幸いです。当たっていなところは忘れてください。

 

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それでは、まじめなお話し。
援助職、主に心のケアを行う人の服装について。

もちろんはでなのはだめです。
赤や黄など原色に近いものは悩んでいる人にストレスになりやすいです。
初対面からびっくりさせてしまいます。はっきりした色というより、優しい色がいいですね。

赤と黒の組み合わせは絶対NG。これは、私の今までの経験では攻撃的なenergyが強い人が着ることが多い服です。その人自身も強いことが多く、それが悪いわけでもなくファッションとして悪いわけではないですが、相手を落ち着かなくさせます。
また、黒で上下統一されているのも今年の流行ですが、相談者を重たい気持ちにさせますね。明るめの色のストールなど組み合わせるといいいもしれません。
ピンクも優しい色ですがこの色に抵抗感のある女性がいます。できたら、外したほうがいいのではないかな。

ベージュ、紺、グレー、白は定番色で相談者にも悪い印象を与える色ではないので、これに水色,ボルドーなど加えて私は着まわしています。

 


私はスーツはあまり好きではないのでワンピースが多いですが、アクセサリも控えめに大ぶりなもの、目がちかちかそうなものはつけません。

あとはチェック柄も悪くないのではないかな。でも、いかにもおばさんの柄物という感じで目がちかちかするようなものは避けたほうがいいでしょう。


あと気を付けたいのはピアス。するなら、シルバーやプラチナの小さなもの、金色とか揺れるものは絶対ダメです。
相談者が治療者を見るとき目線に迷います。やはり落ち着きません。

お化粧もナチュラルがいいですね。赤い口紅とかボルドーとか、はやる時がありますが口紅もあくまナチュラルで。
マニキュアもそうですね。

こういう感覚を臨床心理士は自然に身に着けています。だから、心理って地味と言われるかもしれないけれど、素敵に品よく着こなしている方もいますよ。こういう知識をほかの心を悩みを持っている方の援助職の方たちも取り入れていただけたらと思います。

今はるうさぎさんのコメントで思い出しました。こういう淡い色ばかり着ているので、

ポイントとして強い色を取り入れたり、色のグラデ―ションとかあるものが好きです。アイコンの中に虹色の方がいましたが素敵だと思います。

 

ご紹介
統合失調症のある方のブログを訪問させていただいているのですが、とても不思議でした。くるんちゅさんとおっしゃるのですが、洋服の色のセレクトが治療者として安全なものとほとんど100パーセント同じなのです。くるんちゅさんはまだ24歳とお若いのですが非常に聡明でご自分の病気のことを理解し、付き合っています。ご自分が安心できるものをすごく知っているのだと思います。また、言葉もわたしなどよりものすごく選ばれて相手が傷つかないように発信されています。どうして、ご病気の方がここまでできるのか私はいまだわからずにいます。

 

今日はくるんちゅさんがハンドメイドで作った洋服のご紹介をしますが、ほかの記事も見ていただけると統合失調症の方の理解に援助職の方たち、家族にそういう方がおられる方は必ず参考になると思います。

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 24歳の人妻ですから洋服も可愛いですよ!