臨床心理士のうたたね日記

日々、気がついたことをできるだけ面白おかしく、時にきまじめにお伝えしていきたいと思います。

張り込み

うちの町内は、半年に1度、資源ごみのゴミ当番がやってくる。前日の未明にゴミを出す人もたまにいるので(決まりでは、してはいけないことになっているのだが)、前夜から、仕分けのための看板やごみ袋を出しておかなくてはいけない。 丁度、先輩と電話でのおしゃべりが終わった23時半ごろ、準備を始めた。 そこへ白い車がやってきた。私が、準備している間、一人の男が車の中で身を隠しながら、こちらの様子をじっとうかがっている。私が振り返ると身をかがめる。サスペンス映画の主人公になったようでうれしかった。 私が、姿を消したら、おそらく大急ぎでトランクから段ボールやペットボトルや空き瓶などを出したに違いない。映画なら、私をつけるか、死体を出すところだろうに残念だ。 あくる日、6時半に行ったとき、スーパーのビニール袋に入った空き缶と電子レンジがおかれていた。サスペンス性は何もなかった。