臨床心理士のうたたね日記

日々、気がついたことをできるだけ面白おかしく、時にきまじめにお伝えしていきたいと思います。

自分を守ろう!こどもを守ろう!⑤ネット依存の予防法

ネット依存の予防法として、岡田先生は、脳への影響を重大に考えて、「開始年齢を遅らせること」とはっきり書いています。

しかし、学校でも、タブレットが学習に使われるし、連絡にもラインが使われる時代。仕事でも、私はできませんではすまない時代です。IT能力も問われます。

もうひとつ考えなければならないことは、反抗期を迎える思春期はペアレントコントロールをきちんとやるには難しくなるのでギリギリ遅らせても親との話し合いがきちんと行える時期となると、中学生ぐらいまでかなと私は思うのです。思春期は、親とこどもの境界線でも書きましたが、親から与えられる価値観を拒否しながら、自立していく大事な時期でもあります。そのために、ネットの使い方のぺアレントコントロールか難しくなるのです。 樋口先生も岡田先生も親とこどもが十分な話し合いを行ったうえでのぺアレントコントロール、ルール作りを言われています。

 

料金の限度を決める 出会い系サイトなどの有害なサイトを利用しない

ブログやプロフィールを作らない

掲示板などへの書き込みをしない

利用時間の制限を行う

夜の終了時間を決める  

パソコンは居間におく

夜、スマホは親に預ける

オンラインゲームはやらない

約束を破ったら一日使わない

 

フィルタリングをかける

時間を管理できるアプリやサービスを予め申し込む

パソコンに対する、保護者による制限機能をかける

時間管理ソフトの使う

これらのやり方については岡田先生の本に詳しく書いてあります。

また、「子供のパソコンの設定の仕方」「こどものスマホの設定の仕方」で検索すると出てきます。

 

あと、ネットに書いてあることが「真実だと思うな」ということも大事でしょう。「ジャニーズJr.の誰それが自分とやりとりして会いたい」と言っているなど、大人から考えると信じれないようなこと中学生は信じてしまうことがあります。

 

オンラインゲームは非常に依存性が高いようで、両先生ともオンラインゲームは警告しています。親御さんがゲームを大好きで子供を誘ってしまうのも危険な行為だとしています。 そして、これらのことを一方的に言い渡すのではなく、十分親子で話しあって取り決めていく過程も大事です。

 

お子さんがもうすでにゲームやネットにはまっている場合、どんなゲームやネットにはまっているか知ることも必要です。

それは、往々に現実世界で満たされないものをネット上で満たしていることがよくあるのです。

ですから、お子さんが何かのゲームにはまった場合は、どんなゲームなの?と教えてもらうという姿勢、お子さんとゲームについて楽しく話しあう中で、ゲームで何を満たされているのか、現実に何が足りないのか見極めていく必要があると思います。

それは、友人関係がうまくいかないことであったり、外の社会で承認されない思いであったり、親子関係で満たされないものがあるに違いありません。

(以上、久里浜病院の樋口先生と岡田クリニックの岡田先生の本を参考にしています。)

 

ネット依存症 (PHP新書)

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